2012年10月12日金曜日

横浜建築都市学Fと市民公開講座

横浜国立大学都市イノベーション学府では、「横浜建築都市学S/F」という、
都市のイノベーションについて考えるオムニバス講義が行われています。
今年度は、「都市は何を創造できるのか」をテーマに掲げて、建築、都市、芸術文化
から各講師の先生との講演、対談、対話が行われています。

秋学期からも、「横浜建築都市学F」が行われます。
予定では、都市関連分野ですと、「地球シミュレーター」という、地球の気候現象を
すべて統合的に再現可能なシミュレーションの開発などにかかわられている、
高橋桂子氏(独立行政法人海洋研究開発機構)や、
アートによる地域再生で活性化を図る、黄金町エリアマネジメントセンターの山野真悟氏、
その他、憲法学者と都市について考えるなど、様々な観点からの創造性が語られます。

また、10/23(18時-20時30分)は、中でも「市民公開講座」ということで、
YCC(ヨコハマ創造都市センター)にて、公開で講義が行われます。
「都市の変容を見つめる」ということで、映画監督の「黒沢清氏」をゲストにお招きして、
本学都市イノベーション研究院長であり、映画論等をご専門とされている梅本洋一教授、
そして、建築家でもある本学府Y-GSAご担当の藤原徹平准教授を聞き手とした、
興味深い講義となりますので、ぜひ、ご参加ください。

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横浜建築都市学F2012
「都市の変容をみつめる ~映画監督 黒沢清の近作から~」

日時:2012年10月23日(火)18:00-20:30(17:30 開場)
会場:ヨコハマ創造都市センター(YCC)3Fスペース
    参加費無料(当日、先着順でのご入場となります。(150席))
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」1b出口、野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口)
    /JR・市営地下鉄「桜木町駅」徒歩5分/JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩7分

横浜国立大学の都市をテーマとする大学院〈都市イノベーション学府〉。
本学府は、建築・都市基盤という都市のハードウェアに関わる分野と、
都市のマネージメントや文化などのソフトウェアに関わる分野とが協同し、
現代都市が抱える課題をテーマとして教育・研究、高度専門化の育成に取り組んでいる。
本講座はこの大学院の連携企画として開催する公開講座である。
都市を舞台に映画を撮影し続けてきた黒沢清監督。すでに大がかりなセットで映画撮影
などできない時代ではあるが、黒沢清監督の作品が、これほどまでに「都市の現在」を
照射するのはなぜなのか。『Cure』にせよ、『回路』にせよ、『叫』にせよ、『トウキョウソナタ』にせよ、
大都市の映像が常に背後に映っていた。そして次作『1905』の舞台になるのは1905年の横浜
である。黒沢清の映画と大都市の関係を解明したい。

講師:黒沢 清(映画監督/東京藝術大学大学院映像研究科教授)
聞き手:梅本洋一
    (映画評論家/横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院長/Y-GSC教授)
     藤原徹平(建築家/Y-GSA准教授)
主催:YCCスクール/横浜国立大学大学院都市イノベーション学府【IUI】
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