2012年6月7日木曜日

京都まちなかこだわり住宅



前ブログに関連して、ずいぶん前ですが(2006年)、京町家等を含めた京都の住まいの文化を
継承しつつも、新しいまちなか居住の形をデザインすることを目的とした、
「京都まちなかこだわり住宅」コンペが行われたことがあります。
(財)京都市景観・まちづくりセンターと、都市居住推進研究会という会の主催で行われました。

http://machi.hitomachi-kyoto.jp/c_kodawari.html

http://www.tjk-net.com/news/21_30/29_2.html

単なるコンペではなく、審査の過程で、ワークショップもしたりしながら、地域とのつながりも
持ちつつ一棟のモデルハウスを建て、売れればそのまま売ってしまうという興味深いものでした。

残念ながら、一等ではありませんでしたが(次点)、一等案(魚谷さん)は、少子高齢化・核家族化
などを踏まえ、部屋数を増減できるなどフレキシブルな生活変化に対応できる点や、
建材には京都の木材を使い、構造と仕上げを一体にするなど、技術的にも大胆な試みのある
ステキな提案でした。

そして、その後、この案は実際に建てられ、住まいとして使用されているほか、近年でも
数々の賞に輝いているようです。

で、今回、その敷地もついでに見てきました。
裏通りにひそやかに建つ、古くて新しいたたずまい。

0 件のコメント:

コメントを投稿