2012年12月25日火曜日

横浜への意識調査

先日、横浜市文化観光局(横浜魅力づくり室)によって、二つの調査

「文化芸術に関する意識調査」
「横浜市に関する意識・生活行動実態調査」

に関する調査まとめがHPにて、発表されました。

http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/miryoku/bunka-chosa.html

http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/miryoku/ishiki-chosa.html

全国の方々が最も魅力に感じるのは、街並み・景観や夜景であること、
横浜のイメージが、都会的、おしゃれ、センス、活気などであること、

身近な文化活動を行うことに対する支援の要望(文化活動へのニーズ)、
あるいは、身近な文化活動への参加意識、

などを読み取ることができるとともに、

市内の文化観光施設の認知度を見ると、
横浜スタジアム、山下公園、八景島シーパラダイス、横浜アリーナなどが上位を占める一方、
黄金町スタジオ、急な坂スタジオ、新・港区、BankARTなどの認知度が低位になっています。

イベントとしても、
プロ野球、マラソン、サッカーなどが上位を示す中、
黄金町バザールや、オープンヨコハマが低位になっています。

しかしながら、よく見ると、横浜市民の5人に1人もの人が、
BankARTを認知していると読み取ることもできるし、
こうした認知度の低い施設にも、
文化芸術創造都市を重要視している市は、積極的な投資育成を進めている
という、ポジティブな見方をすることができますし、にもかかわらず
認知度が上がっていないのは、プロモーションのあり方に課題があると
読み取ることもできます。

また、イベント認知度では、「DanceDanceDance」イベントよりも、
「スマートイルミネーション横浜」の方が認知度高かったり、
いろんな視点で分析されうる、興味深いデータです。











2012年12月23日日曜日

出てくる横浜 (フィルムコミッション・ヨコハマ)

都市を学びながらの、ちょっとした楽しみの一つ、
映画やドラマの中にでてくる背景はどこかを探る旅。

中でも、横浜は、様々なドラマや映画のロケ地や、唄の舞台として出てきます。

古くは、
「天国と地獄」(黒澤明監督)の黄金町と南太田、
「アブナイ刑事」の赤レンガ倉庫(かつては空き倉庫)


歌では、
いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」に、
青江美奈の「伊勢佐木町ブルース」、
最近では、
サザンオールスターズの「Love Affair」、
ゆずの「桜木町」など、
様々な場面が思い浮かびます。
この「Love Affair」を基に書かれた東野圭吾「夜明けの街で」も
横浜を舞台に映画化されました。

近年では、
ジブリ映画、「コクリコ坂から」の舞台としての山手が注目されました。
(具体的な場所は示されませんが)、
「僕と妻の1778の物語」でも出版社としてでてくる万国橋ビルは、
最近、もう壊されてしまいました…。

直近では、ドラマ「結婚しない」で、
ヨコハマ中がロケ地となっていたそうです。

そして今、日本大通りがロケ地として使われた
「今日、恋をはじめます」は、横浜市と提携してキャンペーン中。


文化観光局のHPから、MAPも見られます。

是非、そんな横浜のまちに足を運んでみてはいかがでしょうか。

2012年12月5日水曜日

第二回おおたオープンファクトリー終了!

去る、12月1日(土)、以前お伝えしました通り、
東急多摩川線下丸子駅・武蔵新田駅周辺の町工場を中心として、
第二回おおたオープンファクトリーが開催されました。

当日は、少し気温が低く、お昼には極寒の突風が吹く中で、
お越しいただいた皆様には、大変感謝申し上げます。

大田には、世界にとどろく最高の技術が近くにあるにもかかわらず、
普段なかなか見ることのできない、そんな町工場の様子を感じることができただけでなく、
今回は、お子様連れも大変多く、幼な心にも、モノづくりの魅力を感じてもらえたなら
とてもうれしいです。

▼当日のまちなか工場カフェの様子。

 
 

▼ 工業高校生のツアーの様子。みんな真剣に聞いていました。


今回は、上記地域を中心として各地に広がる町工場団体である「工和会協同組合」と
協働で行う取組みであり、町工場とコミュニケーションをとりながら進めることができました。
会に加盟していない工場で協力してくださるところもあり、いろんなコラボが生まれました。
大田の町工場を見てみると、各工場の工場主は、ある意味で地権者でもあり地域住民でも
あることが多く、その意味でも、単に産業のみならず地域の主役でもあります。

また、今回は、工場だけでなく、地域の商店街や町内会とも連携ができ、まちぐるみの
取組みに拡大できた点が大きかったです。

下丸子・武蔵新田駅各地の商店街(下丸子商店会、下丸子商栄会、武蔵新田商店会)
には、赤く輝くフラッグを掲げていただけました。


また、各町内会の掲示板では、ポスターやクイズラリーのパネルを掲示させていただけました。



そして、これは毎回ですが、学生さん(首都大学東京・東京大学・横浜国立大学)が
何よりも最大の功労者。
数か月前から企画準備を進め、何度も会議を重ね、準備をかさね、
前日には各設営に精を出し、当日は、それぞれの役割を担っていきました。


 


今回は、当日ボランティアスタッフも学生さんが担い、協力体制も盤石でした。


地域の価値とは何か、その地域が生み出す価値を大切にする町のあり方は何か、
今後も、下丸子矢口周辺、あるいは、大田区、日本のまちを豊かにするための
取組みとして発展するとよいなと思います。

最近では、各地でこうした取り組みが増えています。台東区の「モノマチ」、
墨田区の「スミファ」、これらの取組みも進んでおり、これらとも連携しながら、
「日本オープンファクトリーの日」などができたりするとよいなと思います。