2015年5月7日木曜日

2015年度:プロジェクト(活動)概要

2015年度、プロジェクト(活動)の概要です。

【1.モノづくりのまちづくり研究(大田クリエイティブタウン研究会)】
 :首都大学東京(・東大)・大田観光協会等と協働
1-1)モノづくりのまちを、まちづくり・エリアプロモーションの観点から再編集する
 ▼おおたオープンファクトリー(ものづくりを中心としたエリアプロモーションイベント)の実施
 ▼くりらぼ多摩川の運営(地域実践センター:地域課題実習とも連携)
 ▼クリエイティブタウンデザインセンター設立の準備
1-2)アセットマネジメント研究(地域の不動産をどう再生活用してゆくかスタディ)研究会
1-3)研究調査
 ▼矢口下丸子地区、モノづくりのまちづくり評価
 ▼瑞浪市、窯業のまちづくり?????

【2.ストリートマネジメント研究(みちまちプロジェクト)】
2-0)ストリートマネジメント研究会
2-1)石巻市市役所大通り「みちづくりのまちづくり」
 ▼中心市街地の土地区画整理事業・街路拡幅に伴う、街路・沿道地域再生、空地マネジメント
2-2)保土ヶ谷区旧東海道の「景観・にぎわい」づくり(地域課題実習とも連動)
 ▼昨年度・地域環境計画演習にて提案の「ほどわごん」の実施に向けた動き
 ▼旧東海道のみちづくりとの連動と、景観づくりのあり方検討
2-3)喜多方市のまちづくり(喜多方の地元商店街・地域組織・福島県等)
 ▼県道整備に伴うファサード改修事業/「くらにわ」プロジェクト
2-4)□新綱島駅周辺グランドデザイン検討会

【3.郊外まちづくり(相鉄いずみ野線沿線)研究】
→「環境都市デザインスタジオS」と連携
 相鉄いずみ野線沿線において、縮減時代における新たな郊外都市ビジョンを検討し、民間企業(相鉄HD等)とも協働して、新たなプロジェクトを検討する。横浜市環境未来都市とも連動。
⇒三年間のスタジオ及び研究のまとめ

【4.横浜駅西口周辺グランドデザインプロジェクト】
 ⇒Y-GSA 北山先生及びインディペンデントスタジオ等との連携
 横浜駅西口駅前広場とその周辺建物等のデザイン及びマネジメントのあり方について

【5.その他、やる?やらない?プロジェクトの芽】
□ Open City研究 (首都大学東京と協働) →平成27年度以降も科研費あり
→建築をまちに「開く」取組みに関する研究
→建築・都市を一斉に公開するオープンシティイベント研究【季刊まちづくり37号参照】
→一昨年度は、「おおたオープンファクトリー」をテーマに研究(金谷優香修論)

□ 大田区景観まちづくりに関する制度支援関連研究 →景観表彰制度の制定
→これに関連した、景観計画・景観条例等制度に関連する「表彰制度」の実態と効果

□UDCY(アーバンデザインセンター横浜)再生に向けての活動
 -地域の都市デザイン・まちづくりのシステム・組織・仕組みのあり方を考えながら活動する

□中山間地域マネジメント:高山市上宝町長倉集落等【季刊まちづくり37号・技法集】
→現在は休止中

□国内外の創造都市研究

□伊豆長岡(伊豆の国市)プロジェクト???
 -1.駅前周辺整備構想プロジェクト
 -2.立地適正化計画・公共施設等総合計画との関係を考える

□都留市水を活かしたまちづくり
  +CCRC(コンティニュイティ・ケア・リタイアメント・コミュニティ)??



喜多方探訪:その1 ふれあい通り

久々に投稿です。

GWは、私が、十年来関わっている、福島県喜多方市を訪問しました。
喜多方市では、2001年より、東京大学都市デザイン研究室らとともに、さまざまな
まちづくりの活動や実践が行われてきましたが、ここでは、その一つ、
ふれあい通りでの取り組みを紹介したいと思います。

「ふれあい通りの『みちのまちづくり』」



喜多方市は、中世末期(1500年代後半)、蒲生氏らによる、市をもとにした町立て
を基にしてできた在郷町であり、その中心部の一つ、「小荒井」が、
現在のふれあい通りであり、現在に至るまで発展し続けました。

現在のふれあい通りは、3つの商店街(仲町・中央通り・下南商工会)に分かれていますが、
この3つが一緒になって、ふれあい通りを形成・運営しており、喜多方の中心商店街
としてこれまで続いてきました。

一方、都市計画的には、この道路は県(喜多方建設事務所)が有する都市計画道路であり、
拡幅の予定線も引かれています。しかしながら、喜多方は、日本一の蔵の町でも有名であり、
そのメイン通りでもあるふれあい通りには、登録文化財でもある多くの蔵や建築物も
存在していることから、現在の幅員を維持したままま、その地域特性を活かした街路
事業が実施されています。

また、他都市と同じくして、御多分にもれず、昭和50年代には、商業近代化事業の
一環として、アーケードが設置されました(そのおかげで蔵が隠れてしまい、目の前で
「蔵の街はどこですか?」と聞かれることも…)。しかしながら、現代においては、老朽化が
進む中で、アーケード撤去が議論されました。雪深い喜多方地方では、単純にアーケード
を採ればよいというものでもなく、いろんな議論の末(一時期は、店蔵を持つ店舗が
自分のところだけアーケードを撤去したこともありました)、アーケードを撤去することを
商店街で決断しました。

これに伴って、県も地域のまちづくりを尊重する道路整備で支援をしてくれました。
道路整備に関して、地域の声を聞くような委員会を設置して、意見収集をした後に、
まず、アーケード撤去に伴う街路整備事業の中に、無散水消雪(地中にパイプを埋設し、
流れる水の熱で雪を溶かす)事業を実施してアーケード撤去に伴うデメリットを解消すると
ともに、無電柱化事業も実施し、幅員が拡幅しない中での歩行者空間を豊かな街路
設計を実現してくれました。

歩行者空間としてもフラットで快適な空間を目指した上に、歩道と車道の境界は段差を
なくしてフルフラットとし、車止めについても可動の植栽枡(花壇)を地元でつくって用いる
ことで(地元産材の荻野石を用いて地元で作成しました)、祭りやイベント時には
自由に道路空間を活用できるような工夫を行いました。







また、無電柱化に伴う変圧器(トランス)の存在により、通常は電柱をなくしても歩行者空間が
広くならなかったりするものですが、この変圧器(トランス)置き場を、民間の敷地側の一部を
提供してもらって、設置することで、歩道の有効幅員を確保するとともに、単に置き場とせずに
置き場とともにポケットパークを設置することで、一体的な活用を試みました。
(いずれも道路扱いの空間)
喜多方では街路の後ろ側には蔵が並ぶことも多いことから、「蔵庭」(くわにわ)と名付けられました。
蔵庭は、県が所有していますが、実際の管理は地元商店街が実施しています。



さらに、こうしたアーケード撤去事業の実施に伴って、これまでなおざりにしてきた店舗の
正面(ファサード)があらわになってきたことから、商店街が自分たちで補助金を獲得して、
アーケードの改修事業を実施し、数十軒の店舗がファサードを改善しました。



このように、様々な取り組みを重ねてきたふれあい通りでの活動はどう評価されるのか、
地元、店舗、来訪者なども含めた評価をしていきたいと思っています。

来訪した日は、偶然、歩行者天国としてみちを活用している日でした。
実際に蔵庭も、地元商店街が地域団体に貸与し、そこでライブを行っていました。
(狭いので、観客席は道路や隣地を活用し)官民の連携による使い方も見られました。




今後、どう発展してゆくか、楽しみです。


2015年4月4日土曜日

2014年度の成果

しばらく、ブログが開店休業状態でした。

本日(4月3日)は、横浜国立大学も入学式でした。
本日から、新たに研究室のメンバーも新規で加わり、フレッシュな気持ちで
やっていきたいと思います。

さて、その前に、2014年度の主なプロジェクト等の成果一覧を掲載したいと思います。



■モノづくりのまちづくり(大田クリエイティブタウン研究)
▼第四回おおたオープンファクトリーの開催(2014/11/29)
▼「くりらぼ多摩川」の運営(3/7放映の『ぶらり途中下車の旅』に登場!)
 (建築学会大会:建築デザイン発表会での発表、優秀発表獲得)
▼メディア掲載:「LIXIL EYE no.7」に記事掲載
▼大田モノ・まちBOOK2014の発行
▼オープンファクトリー・ガイドブック(オープンファクトリーネットワーク)

■石巻プロジェクト(中央一大通り街並み委員会)
土地区画整理事業をベースに拡幅が予定される都市計画道路と
その沿道の街並みや使われ方を地域の方々とともに考えながら、
行政等と調整を図り、良好な場を形成するプロジェクト。
▼まちづくり手帖の作成と実践(現在店舗再建進む)
▼復興公営住宅の設計調整
▼道路設計の調整
▼中央一食堂・芋煮会等の実施

■横浜駅西口周辺プロジェクト
横浜駅西口周辺のあり方検討(Y-GSAと協働)
▼研究報告書の作成と提出(横浜駅西口駅前空間の考え方)

■ほどがや「みちまち」プロジェクト
保土ケ谷区旧東海道を中心とした保土ケ谷駅周辺エリアにおいて、
みちの再生を契機にまちづくりを考えるプロジェクト。
2013-14年度は、沿道の隙間や空き地空間などを活用した移動式仮設屋台「ほどわごん」
の提案などを中心に検討。
▼ほどわごん試作と運営実施に向けた提案検討
▼まちあるき
▼研究報告書の作成と提出(tomito architectureと協働)

■OpenCity研究会
▼日本建築学会技術報告集論文投稿(第47巻2号)

■地域マネジメント研究(高山市中山間集落での地域マネジメント)
▼日本建築学会技術報告集論文投稿(第47巻2号)


ほか

今年度はどんな展開が待っているでしょうか。。。




2014年12月29日月曜日

セルフビルドの遺伝子 高知

更新、大変遅くなりましたが、本年の仕事納め(納まってませんけど)は、
にぎわいづくりのヒント探しに、高知へ。

檮原で見つけた、電気屋さんの上に乗っかっている、
セルフビルドのデッキ?温室?秘密基地???
店主のおやじさんが、10年ほど前に築き上げた、名建築。
単管と木のハイブリッドなデッキに、開閉式窓。
風の影響を受けないよう、空気が通るようにあえてしているとのこと。
物干しに干し柿に、春にはデッキを広げてその上に盆栽・植栽などを飾ったり、
イルミネーションしたり、花火の日には、上に上がって、焼肉やBBQ。
雨水タンクもついていた。


ちなみに、檮原町は、隈研吾さんのデザインの歴史的変遷もよくわかる。


日曜市は、300年続く、大手筋での数百軒が並ぶ市場
(他の曜日他の場所で毎日市が行われているとか)。
早朝に軽トラで、フレームとビニール、台に売り物を持ってくる。
フレームはテント屋さんに手配したとか(お餅を売るおばあちゃん談)。
庇も深く、高さも低く、密なヒューマンスケールが生まれる。

高知の夜のグリーンロードの中央分離帯には、屋台が突如建ち並ぶ。
植栽帯の立ち上がりもうまく用いた檀上席もあったり、カスタマイズで
柔軟に屋台ができあがる。朝になるとサッパリときれいに。


かの有名な沢田マンション。
詳細は省くが、究極のセルフビルド集合住宅。時間の積層が、建築を築く。
ここでは、問題は問題ではなく、未来への足掛かりなのだと、勉強させられる。


旧土佐山村は、冬で野草は出てないし、ソフト的な情報がないとその価値はわからないが、
かつては、集落住民自らが立ち上がり、集落経営を志し、ホテル開発を考え、
おもてなしのために野草整備や諸々をしたと聞いている。
近年は、新たな動きが入り込んだため、地元からは、?が出ているようだが、
当初の地域の想いが受け継がれることを望みたい。


蔵には水切り瓦と呼ばれる数列の薄い瓦庇がついている。
台風や雨風から漆喰壁を守るための所作。 

本州を見ずに、南に広がる太平洋に対峙して暮らす土佐のまち。
自分たちで自分の暮らしは組み立てる、セルフビルドの精神が、
多様性のある魅力を生み出しているようだ。

2014年10月3日金曜日

「次世代のインセンティブ」 ~日本建築学会研究協議会~

少し前になりますが、去る9月13日(土)、
日本建築学会大会(神戸大学)の中で、都市計画部門研究協議会

「地域ガバナンスと都市デザインマネジメント -次世代のインセンティブ-」

が開催されました。

現在、建築学会都市計画委員会の幹事を仰せつかっている関係で、
今回の研究協議会の企画は自分で担当いたしました。


***
1960年代に日本に導入されたといわれる、都市を魅力的にするための
「都市デザイン」手法の中でも、都市を誘導する手法の一つとして、

「インセンティブ」という、
例えば、容積率を緩和する代わりに、公共貢献や空地の確保、
街並みの統一を図るという誘導手法(いわゆる「アメとムチ」手法)が用いられてきましたが、

近年、大都市では、「都市再生特別地区」(都市再生特措法)などにより、公共貢献として
認められる内容が非常に多様化した一方、何が公共貢献かわからなくなりつつあります
(ムチの無効化)。

一方、地方都市では、そもそも、開発圧力がないので、容積率緩和をアメとしようにも、
アメにもならない(不要な)状況が起きています(アメの不要化)。

こうなってくると、かつてのインセンティブ手法が機能しなくなってくる中で、
容積等の緩和の次の、次世代のインセンティブ手法とはどのようなものになってゆくのか。
そもそも、「インセンティブ」という言葉は、「誘引」であり、都市に人や活動・投資を
惹きつける「誘引力」とはなんなのだろうか・・・。

ということを考える会でした。


主題解説としては、

(1)これまでの都市デザインマネジメントの潮流について出口敦先生(東京大学)
(2)行政の都市デザインマネジメントの到達点と課題について桂有生氏(横浜市)

に整理頂いた上で、次世代の可能性として

(3)地域ガバナンスを構築して、地域で自律してゆく、銀座ルールの事例(竹沢えり子氏)
(4)公共空間を「使いこなす」ことで価値を創出してゆく、水都大阪等の事例(忽那裕樹氏)
(5)「リノベーション」が地域再生たりうるかということで、松村秀一先生(東京大学)

にお話頂きました。

その後、コメンテータも交えたディスカッションでは、

「マクロの最適解とミクロの最適解の調整」の必要性について、もしくは、
縮減時代において、むしろコンパクトに縮退を行うことに
向かうような「シュリンキングのインセンティブ」(出口先生)、

行政の役割がリードする立場から、押し上げる立場へと変わる、
「名フォワードから名ボランチへ」(桂さん)、

銀座は、街並みというよりも「街路空間への合意」を図っていたということと、
これに対する「俺の○○」の行政の話(竹沢さん)、

「小さなまちづくりと大きなまちづくり」の関係性の話、
(高速道路でこけしと目が合う話も面白かった)(忽那さん)、

清水義次さんの主張する「家賃断層帯」の話や、
「場」を生み出す産業化の話(松村先生)、

そして、

「つくる都市計画から使う都市計画」へ(小浦久子先生)、
「マネジメントを都市デザインとして評価する際の関係者の多元化」の話(中井検裕先生)、
「絶対に守る」ものに対しては、きちんと「キャップ」を設ける話(有賀隆先生)、

などなど、いくつか、これからを考えるヒントとなる議論が行われました。

これらを基に、今後の街のマネジメントの仕方について、より深めていきたいと思います。

2014年9月21日日曜日

シャレットワークショップ【水都大阪】

去る9月5日から9日まで、日本建築学会、「住まい・まちづくり支援建築会議」が主催する、
シャレットワークショップが行われました。

シャレットワークショップとは、元々は、「シャレット」=フランス語で荷馬車という意味で、
フランスの建築教育の殿堂、エコール・デ・ボザールで、設計課題の提出締め切り前に、
図面を荷馬車に載せて運ぶくらい、ギリギリでやっていたことに端を発し
(いつの時代も変わりませんね)、
専門家等が集まって、短期に集中して課題を解決する提案を行う取組のことを指します。
今回のシャレットワークショップは、日本全国の建築・都市計画・まちづくりを学ぶ学生が
集まって、5日間合宿で提案を行うものです。

今年度は、「大阪・水都のまちづくりデザインを考える」ということで、水都大阪でも、
特に、これからの伸びが期待される、中之島の西側、「中之島GATE」と呼ばれる場所が
舞台となって、提案が行われました。

まずは、水都大阪パートナーズにて、水都大阪の、水辺を活用した様々な取組みにチャレンジ
している、コンサルタントの泉さんのレクチャーとまちあるき、
そして、関西大学の岡先生から、大阪のまちの成り立ちと水都大阪の関係についてお話
頂きました。

中之島の西側は、かつて、海と陸の接点となる、まさにGATE。
江戸時代も安治川口は、大きな船から小さな船に乗り換える河岸拠点でもありました。
明治時代には、居留地や庁舎もあった、外国との接点でもあったこの地。

ここに新たなどんな未来が描けるでしょうか。

中之島GATEにある、河道跡の小さな埋め立て地、サウスピアでは、イベント的活用を経て、
劇団の演劇、そして、間もなくファーマーズマーケットができる予定だそうです。

さて、そんな5日間で行われた、学生さんたちの提案に関する感想です。


グループA「View Hab」

剣先と呼ばれる、中之島の西岸を周辺の動線も含めてリ・デザインする提案
剣先から川の向こう(西側)に見える夕陽とマジックタイムを一人占めできる
堪能空間の挿入とモビリティの様々なハブを生み出せるのは、面白かった。
それぞれの空間のデザイン化と、モビリティ同士の(モビリティとモビリティとの
接点の快適なアクセスと空間か)をもっと具体的に考えた時の
ノードデザインとサーキュレーションデザインができるとよかった。

グループAB「日が昇るまで」
卸売市場と住友倉庫に目を付け、このエリアのメイン時間帯である夕方から朝方を
楽しむための滞在拠点を検討する案。
大規模な重厚な倉庫建築にホテルとして部分挿入するときに、どのような空間が
挿入できるかがデザイン化されるとよかった。
コンテナ空間・水上活用ももっとこだわった、活用・増築・リデザインが見られるとよかった。
タイムシェアリングの概念が、以前、横浜の卸売市場でコールハース
(クールハースというと世代がバレる・・・笑)が提案したものでは、空き空間(時間)に
新たなプログラムを挿入したが、「ピークの時間」をさらに使いこなす発想が新しかった。

グループB「」


卸売市場のある対岸とサウスピアを堤防と橋でつなげてサーキュレーションを獲得する案。
ターレットトラック(卸売市場内を走る特殊車両)のデザインも使い方も対象も
プログラムももっと多様にデザインできるとさらによかった。
全体のサーキュレーションと空間デザインと活動をどのように
統合化できるかがわかるとよかった。。

グループC「異知場」


中央卸売市場の再編を含めた再生提案。屋上や護岸側部分を用いて市民に開く。
もっともっと市場を使いこなせると面白い。
朝4時からやっている喫茶店、クリニック、社会科見学の赤帽のこどもたち、
市のまちなか観光課…様々なものが混在した空間。
サーキュレーションも様々なものが様々な速度でうごめくこの市場。
こちらは、どちらかというと、コールハース的ではあるが、
だからこそ、もっと大胆に市民に開いてもよかったのかもしれない。
裏の引込線や、いくつかある仲卸業者なども用いて考えることもあったかも。

グループD-1「川口ピア」



新たな都心の水辺と倉庫等空間をふんだんに感じて住むこと
についてもっと迫れるとよかった。
最終的には護岸デザイン+倉庫に行きついたが、
この接点に迫ることが、将来の都市にどのように影響があるのか。。。

グループD-2「津々浦裏」


かつての河岸、島、旧居留地とそのころの水路(川)に着目して、
現代の出島的な空間(しかも無堤)を挿入。
ここまで水辺を改編したときに、その分、国際的なGATEとして負けない、
クリエイティブでグローバルで多様な空間挿入ができればよかった。
その意味では、もっと大きな視点・位置づけがあるとよかった。

***
そして、ワークショップ中に書いた、落書きの足跡・・・





 

 

 

2014年9月15日月曜日

「くりらぼ多摩川」発表

しばらく、ブログを更新しておりませんでした。失礼致しました。

去る9月12日より14日まで、神戸大学にて、日本建築学会大会が行われておりました。
そこでは、様々なプログラムが企画されており、いくつかに対して、また後ほど
ご報告したいと思いますが、その中の根幹となっているのが、学術講演会および
建築デザイン発表会による、各学会員の研究・作品報告です。

その中で、今回、「建築デザイン発表会」におきまして、大田クリエイティブタウン研究会の
プロジェクトの中から、創造活動拠点である、「くりらぼ多摩川」についての発表を
行いました。

大田の町工場を巡る状況、
モノづくりのまちづくりを総合的に行うクリエイティブタウン構想
くりらぼ多摩川に求められている機能(創造活動、ワークショップ、ツアー窓口、ほか)
くりらぼ多摩川改修の状況(旧工場棟と旧事務所棟のリノベーション)
運営状況まで、4分で話すというつめこみ気味の発表でした。

建築デザイン発表会自体は、現場の建築プロジェクトや卒業・修士設計なども含めて
建築デザインに関わる報告を実現したかしないか、学生か社会人かも問わず一緒に
報告し合う会です。

こちらの建築デザイン発表会は、テーマごとにカテゴリーに分かれ、発表質疑のほか、
グループディスカッションが行われ、その中から、優秀発表が選ばれるのですが、
このたび、首都大学東京の川原先生・岡村先生、当研究室の修士課程阿部さんとともに
発表した上記の「くりらぼ多摩川」の発表が、優秀発表に選ばれました!
このセッションをコーディネートしてくださった貝島桃代先生から、直接頂きました。



これらも、大田クリエイティブタウン研究に携わってくださる、大田観光協会、各大学関係者、
をはじめとするみなさまのお蔭です。

大田プロジェクトも少しずつ、前に向かって進化してきています。
今後も、いろいろと成果を積み重ねていきたいところです。