さて、諸事情によりしばらくお休みしておりまして、申し訳ありませんでした。
今年度予定のUrban Design Project & Research Listです
(全てではありません)。
1.■「大田クリエイティブタウン研究会」(東京都大田区)【2009~】
首都大学東京・東京大学・横浜国立大学・大田観光協会を中心にして、
「モノづくりのまちづくり」に関するプロジェクト活動を進めています。
超高度なモノづくり技術を内包しながらも経済状況により将来像の見えない中、
都市の「価値」をクリエイトする新たなまちのあり方を考えています。
▼おおたオープンファクトリー:年一度の町工場一斉公開イベント
▼「くりらぼ(クリエイティブタウンラボ)多摩川」運営:町工場を改修した創造活動拠点
▼クリエイティブタウンデザインセンター設置検討など
▼モノづくりのまちの不動産ストック研究・工場町家研究・工場アパート研究
詳しくは、
http://www.comp.tmu.ac.jp/ssm/mono/openfactory.html
へGo!
2.■ストリートマネジメントを考える(みち-まちプロジェクト)
1)■復興市街地のストリートマネジメント(石巻市市役所大通り)【2013~】
被災地復興の事業として行われる、中心市街地の土地区画整理事業・街路拡幅に伴う、
街路・沿道地域再生、空地マネジメントの検討です。
昨年度は地域の方々と「まちづくり手帖」を作成しました。今年度はこれを受けて、実際の
空間整備や活動展開の段階に入ります。
2)■旧東海道の景観・にぎわいづくり(IN BETWEEN CITY PJ:横浜市保土ヶ谷区)【2013~】
横浜国立大学のおひざ元、保土ヶ谷区は、都市でもない郊外でもない、「間にある都市」。
しかし、そんな保土ヶ谷ならでは魅力はここそこに眠っています。中長期的には、保土ヶ谷区
のビジョン策定を見据えつつ、今年度は、旧東海道のにぎわいづくりを検討します。
地域実践教育研究センターとともに進めるプロジェクトです。
▼保土ヶ谷西口商店街(旧東海道)での「ほどわごん」設置検討
▼地域資源の発掘と再活性化のための「ほどほどマップ」「がやがやツアー」の検討
などを検討中です。
3)□「くらにわ」プロジェクト(福島県喜多方市)【2005~】
磐梯山の奥、飯豊連峰に囲まれた会津盆地にある蔵とラーメンで著名なまち。
こちらも2005年からいろんなまちづくり活動のお手伝いをしてきました。
市街地の中心ストリートふれあい通りや小田付蔵通り近辺の「くらにわ」検討や
「みち」と「まち」の関係について考えてゆきます。
4)□松山市のあるいて暮らせるまちづくり(愛媛県松山市)【2011?~?】
「あるいて暮らせるまちづくり」を標榜して、コンパクトな都市像を打ち立てる松山市の
まちづくり戦略をお手伝いしています。今年度はお休みかも。
3.■郊外住宅地の未来を考える(横浜市・相鉄HD)【2013~】
相鉄いずみ野線沿線において、縮減時代における新たな郊外都市ビジョンを検討し、
民間企業(相鉄HD等)とも協働して、新たなプロジェクトを検討します。
新たな住宅地デザインの再編、農的空間の暮らし、そこでの環境ライフなどを考えます。
大学院「環境都市デザインスタジオ」とも連動。
4.■「中山間地域の再編:地域マネジメント計画づくり&実践」(岐阜県高山市)【2008~】
毎年、少しずつテーマや場所は異なりますが、いろんなお手伝いをしています。
H22年度は、荘川町一色惣則地区(荘川式の合掌造りや豊かな水のある農村集落)
H23-25年度は、上宝町長倉地区(「天空の城」ともいうべき斜面にはりつく農村集落)を舞台に、
持続的な地域のあり方を考える、地域マネジメント計画を、地域の方々と考え、近年は、
その中でも、地域の方々に人気のあった「うちあかり」という取組の実践に向けて動きました。
今年度は、地域計画のあり方モデル研究と、移動販売に関する検討を考えています。
5.□岩手県九戸郡洋野町(旧大野村)【2003~】
「芝棟」と呼ばれる草の生えた棟をもつ茅葺民家が70棟近く残る中山間地域です。
2003年から、地域づくり活動のお手伝いをしています。
昨年度は、本学の建築史建築芸術研究室とともに、
壊れてなくなってしまいそうな茅葺を修復するための技術を取り戻すための講習会を実施。
今年度はまだ未定です。。。
【研究】
A. 大田区景観まちづくりに関する制度支援関連研究
→これに関連した、景観計画・景観条例等制度に関連する「表彰制度」の実態と効果
B.Open City研究
→建築をまちに「開く」取組みに関する研究
→建築・都市を一斉に公開するオープンシティイベント研究【季刊まちづくり37号参照】
C.国内外の創造都市研究
D.「地域ガバナンスと都市デザインマネジメント」資料収集
ということで、今年度もよろしくお願いいたします。
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